「標準の住所録」を使って宛名面を作成する

まず、「標準の住所録」を使って宛名面を作成します。これは「連名」を使うために必須の手法です。

ウィザードの起動

  1. 差し込み印刷]タブの[はがき印刷]をクリックし、
  2. 「宛名面/文面の選択」(右図)の[宛名面の作成]ボタンをクリックします。
    • 新しい文書が作成され、【はがき宛名印刷ウィザード】画面になります。
    • タイトルバーに、何故か[互換モード]と表示されます。

はがき宛名印刷ウィザード


  1. 起動直後は入力項目がないので、[次へ]ボタンをクリックします。
  2. どのはがきを使用しますか?
    • 「年賀/暑中見舞い」を選択します。
    • 「背景にはがきを表示する」は、チェックを入れます。
  3. 縦書き/横書きのどちらの様式にしますか?
    • 「縦書き」を選択します。
    • 「差出人の郵便番号を住所の上に印刷する」にチェックを入れます*1
  4. 宛名/差出人のフォントを指定してください
    • フォントをリストの中から選択します。
  5. 縦書きの番地の書式を指定してください
    • 「宛名住所の数字を漢数字に変換する」にチェックを入れます
      • 漢数字に変換されるのは、半角文字のみです。
    • 「差出人住所内の数字を漢数字に変換する」にはチェックを入れません。
      • 差出人の入力は1回きりですので、変換させずに漢数字で入力した方が融通がききます。
      • チェックを入れても(今回は使わないので)問題ありません。
  6. 差出人情報を入力してしてください
    • ここでは、はがきの裏面に印刷することにして、「差出人を印刷する」にはチェックは入れません。
      チェックを入れた場合は、(縦書きですので)住所中の数字は漢数字で入力すべきです。
  7. 宛名の印刷に差し込み印刷機能を使用しますか?
    • 標準の住所録ファイルを差し込む」を選択します。
       (「他の住所録ファイルを差し込む」を選択する方法もありますが、この方法では「連名」が表示できない不具合があります ‥‥ マイクロソフト サポート技術情報 - 418037)
    • ファイルの種類は、リストの中から「Microsoft Excel」を選択します。
      • これにより、ドキュメントの「My Data Sources」フォルダに「Address」というExcelファイルが作成されます。(何故か拡張子は xls でした)
  8. 宛名の敬称を指定してください
    • 宛名の敬称は、リストの中から「様」を指定します。
    • 「住所録で敬称が指定されているときは住所録に従う」にチェックを入れます。
  9. はがき宛名印刷ウィザードの設定完了
    • 「設定は完了しました。」と表示されたら、[完了]ボタンをクリックします。
  10. 表の選択
    • 右の画面が表示されますので、
    • 「先頭行をタイトル行として使用する」にチェックを入れ、
    • [OK]ボタンをクリックします。
  11. はがき宛名印刷文書

右図のような文書が表示されたら、はがき宛名印刷ウィザードの終了です。
この段階では、データが何も入っていない(標準の)住所録と関連付けられていますので、内容は何も表示されません。“様”は固定です。

ここで、名前を付けて保存し、Word を一旦終了します
保存する場所は、住所録と同じフォルダが「今後のこと」を考えると望ましいです。(必須ではありません)

目次へ

*1:チェックを入れないと「下に印刷」することになります。下は、差出人の郵便番号を記入する枠がありますので、宛名の郵便番号と両方を枠の中に入れることになります。慣れないうちは、「上に印刷」した方がいいでしょう。