前提条件

Excel 住所録の形式

  1. リスト形式(データベース形式)であること。(必須)
    • 1行目は項目名。
    • 同じ項目名、あるいは途中に項目名がスペースの列があってはいけない。
    • 2行目以降がデータ(住所録)。
    • 途中に空白行を入れない。(「住所録の終り」と判断されてしまう)
  2. 列の順序
    • 「住所録マクロ」を使う限り重要ではありません。
  3. データの並び順
    • 任意です。今、並んでいる順序で出力されます。
  4. 項目名
    • 下記がベストです。項目名が異なると、住所録マクロを使うつど手で対応させる必要があります。
  5. 必須項目
    • 氏名 (または名前
      • 姓と名の間はスペースを入れます。
         「はがき宛名印刷」で対応できる文字数は6文字以下です。
        1. 氏名が6文字の場合は住所録マクロがスペースを取り去ります。(住所録は変更されません)
        2. 7文字以上は場合は、住所録マクロが警告を出します。該当分のみを手作業で「フォントを小さくする」等の修正が必要となります。
    • 欠礼
      • 喪中の方は、その年の西暦年を入力します。
         例えば、2010年12月に出す時は、 “2010”を入力します。住所録マクロがパソコン上のカレンダーの西暦年以上のレコードは出力対象外にします。
      • 「年賀状は常に出さない」のであれば、3000以上の値を入力しておくといいでしょう。
    • 連名
      • 宛名の左に表示する名前(連名)です。同じ姓の場合は「名」のみ入力します。
    • 郵便番号
      • 間に “-” を入れます。半角/全角を問いませんが、半角文字の方がベターです。
    • 住所 (または住所1
      • 県から入力(郵便番号を住所に変換した場合)してかまいません。県、郡は省略してもかまいません。
    • 住所2
      • マンション名等を入力します。
         「肩書き」として使用する場合は、下記の「上詰」の項目が必要です。
    • 桁1
      • 入力は不要です。
      • 住所録マクロが住所(住所1)の文字数をセットします。16字以上の場合、ハイライトします。これは、はがきの一行に納まらないからです。
  6. 任意の項目
    • 順序 (または No
      • 住所録の並び順を入れておく列です。ユーザーが入力します。
    • かな
      • 氏名のふりがなの上一桁を入力します。カタカナでも問題ありません。
      • 「あいうえお順」に並べる時に利用します。
      • 関数で入力する場合は、“=Left(Phonetic(氏名のセル),1” です。
    • 上詰
      • はがきの住所2の縦位置を、下記コードで入力します。
         縦位置はスペース数で調節するため、おおよその位置になります。
        • 1:上詰め ‥‥ 例えば、肩書きに使う場合です。
        • 2:中央 ‥‥ 例えば、会社名に使う場合です。
        • 3 または未入力:下詰め ‥‥ 例えば、マンション名等に使う場合です。
    • 敬称
      • 敬称(様,先生,御中等)を使い分ける場合です。
      • この項目が無いと、“様”になります。(「はがき宛名印刷ウィザード」の設定による)
    • 部署
      • 使用しません。
    • 役職
      • 使用しません。


住所録マクロを試験的に開く

マクロを使えるようにします。マクロもウィルス の一種です。マクロを使えるようにした後は、個人の責任でマクロ入りExcel ワークシートを開いてください。
この処理は最初の1回のみで、(設定は保存されますので)毎回行う必要はありません。

1)「住所録マクロ」を開きます。
2-1)「マクロが使用できません」の警告が出たら‥‥
セキュリティが高くてマクロが使えない」と言っています。
    1. [OK]をクリックします。
    2. パソコン管理者に「セキュリティレベル」を“中”にする了解を得ます。
    3. [ツール]メニュー ⇒[マクロ]⇒[セキュリティ]をクリックします。
    4. [セキュリティレベル]タブを選択し、
    5. “中(M) コンピュータに損害を与える可能性があるマクロを実行する前に警告します。”を選択します。
    6. [OK]クリックします。
    7. Excel を終了させ、
    8. 再度、「住所録マクロ」を開きます。

2-2)「“****”はマクロを含んでいます」の警告が出たら‥‥

    1. [マクロを無効にする]をクリックし、
    2. その後、Excel を終了させます。
    • この状態が正常‥‥です。
       住所録マクロを開く度にこの警告が出ますので、通常は、[マクロを有効にする]をクリックします。
    • 注意
       マクロを作った覚えのない Excel ファイルを開いた時、この警告が出た場合は、
      1. とりあえず、[マクロを無効にする]ボタンをクリックします。
      2. 作成者(または入手元)に「マクロが入っているか?」確認し、指示を仰ぎます。
      3. 警告にもあるように、不用意に[マクロを有効にする]をクリックすると、ウィルスに感染する可能性があります。
      4. 自分のパソコンがウィルスに感染していたとします。このマクロをコピーして他人に渡すと、その人がウィルスに感染する可能性があります。この場合の責任は、渡した人にもあります。
2-3)Excel2007の場合
  1. メッセージバーに「マクロが無効にされました」が表示されます(わかり難い!)ので、
  2. [オプション]をクリックし、
  3. Microsoft Office セキュリティ オプション】ダイアログボックスに、「このコンテンツを有効にする」があるか否かを確認します。
  4. [キャンセル]で閉じます。
  5. [×]ボタンで Excel を終了します。
3)何も警告がでない場合
    • セキュリティレベルが高すぎる(完全防御)か、低すぎます(無防備)
    • セキュリティを設定した人に連絡して相談してください。

住所録の漢数字変換を行うと‥‥

漢数字変換を行うと、

  • 「Wordで宛名印刷専用住所録」(Microsoft Excel ワークシート)が出来ます。(毎回、作り替える)
  • この「Wordで宛名印刷専用住所録」を Word の「はがき宛名印刷ウィザード」のデータファイルとします。
    • 「はがき宛名印刷ウィザード」で作成した Microsoft Word 文書を保存しておけば、住所録(Excel)を変えても、宛名書き Word 文書を作り替える必要はありません。
  • 自分の住所録を変えただけでは、宛名書きに反映されません。
  • 「Wordで宛名印刷専用住所録」を開いて見るのは自由ですが、ここを修正するのは無意味です。
     削除しても問題ありません。(また、出来ます)