ねらしとは

  • 竹炭・竹酢液の無限窯
    • 最後は窯口と煙突を徐々に開け、空気をたくさん送り、窯の温度を上げて仕上げをします。この作業を「精煉(せいれん)」または「ねらし」と呼んでいます。
       これは残ったタール分を燃やし切り、燃やしても煙の出ない炭にするためや、硬質の炭を得るための作業です。
    • 精煉開始の目安として、マッチをかざして何秒で燃えるか見ています。
  • ドラム缶窯で焼く竹炭の記録 (こころとからだが笑顔になる レスパール藤ヶ鳴 ブログ)
    • 16:03 窯の中の温度を高くするため「ねらし」をする。
      「ねらし」とは、焚口、煙突口を解放すること。
      (窯の中の温度がより高温のほうが上質の炭が出来上がる。)
    • 16:13 「ねらし」を止め、焚口土をかけ、煙突口を閉める。
  • 紀州備長炭づくりの伝統技術 (「緑の雇用」総合ウェブサイト)
    • ねらしとは、窯のなかで炭化された炭に、窯口を徐々にあけて空気を送り込み、真っ赤に燃えさせて、さらに炭化をかけること。
  • 竹炭の影響 (SYNAPSE なんでも掲示板)
    • この間私の焼いた竹炭を会社の人(女性20歳)が購入してくれたのですがその炭を、彼氏のお母さんにあげたそうです。そして風呂に入れて利用されたみたいなのですが。7人家族の中で2名が体の一部にぶつぶつが出来、全身がかゆくなったそうです。竹炭の影響なのでしょうか?
    • 排煙温度が300℃を超えたあたりから、ねらし(精錬)を行います。ねらしとは、炭焼きの最後のほうで窯口より大量の空気を送り窯内の温度を上げて行きます。排煙温度は400℃を超えます。このときの窯内の温度は、800℃〜1000℃に達します。高温で焼いて不純物を飛ばします。
  • 竹炭ができるまで (竹炭屋)
    • 精錬(ねらし)〜窯入れから2週間
      • しかし、最重要な精錬(ねらし)のタイミングはやはり長年のカンが頼り。精錬はいかにガスを上手くぬいて大量の空気を窯内に入れるかにかかっているそうです。1000℃近い温度に上がった窯で約4時間、竹炭の品質がここで決まる職人技の見せ所です。
    • 精錬度
      • 数値的に炭の性質を把握する方法もあり、それが精錬度を測る方法です。一般的に炭化工程の終末期に煙突、窯口を大きく開けて通風量増やし未分解成分などを分解燃焼させます。
      • 燃焼温度は1000度C以上になる事もありますが、この高温熱処理の事を精錬(ねらし)と言います。精錬をかけることで炭素含有量や硬さが増して炭の特性のバラツキが少なくなる等、炭の品質が向上します。高温熱処理をするほど不純物は少なくなり、かつ、炭素化が進みますので電気抵抗が低くなります。
      • 炭化温度と電気抵抗との間には反比例関係が成り立つ事が確認されています。従って電気抵抗を測る事により炭化温度、炭化の進み具合を知ることが出来る訳です。
  • 山形村木炭多用途生産企業組合
    • 木炭のおはなし
       古くから日本人に親しまれてきた木炭は、大きく「白炭」と「黒炭」の2つに分けられる。
      その違いは生産方法にあり、どちらも窯を400〜800℃に熱して木材を熱分解する訳だが、仕上げの精錬工程「ねらし」のやり方によって木炭の性質に違いを生み出す。
       「ねらし」とは、最後に焚き口を空けて窯から炭のガスを抜く作業のことで、「黒炭」の場合、「ねらし」の後、窯を石や粘土で密閉して火を落とし、自然に冷却させてから炭を取り出す。これに対し、「白炭」は「ねらし」の過程で焚き口を大きく開き、大量の酸素を取り込んで窯内の温度を1,000℃にまで引き上げ、その後、水分を含んだ灰(消粉)をかぶせ火を消して仕上げを行う。
       「白炭」は、その表面に白い灰が付着しており、叩くと金属のような澄んだ音を発し、火付きが悪い反面、火持ちは非常に良い。
       「黒炭」は、外観が黒く、叩くと土器のような鈍い音がして、火付きが良い反面、燃焼速度が速いという特徴を持っている。
       また、材料となる木材の種類によっても炭の性質は異なり、杉などの針葉樹から作られた木炭は、火付が良く、すぐに高温に達するが、材料がクヌギやナラ、カシなどの広葉樹である場合は、着火が悪い反面、燃焼速度が遅く、火持ちが良くなる。ちなみに有名な備長炭とは、カシやウバメガシから作られる白炭のことである。