ネットで見つけた報告書

  1. 木・竹などの廃棄物を利用した木炭・竹炭や木酢液・竹酢液を製造・販売 (山口県防府市 伊藤緑地建設(株)
     竹炭・木炭を利用した製品はブランド名「e-TAN」(イータン)として販売中。木炭は「防長木炭」のブランド名も使用している。
  2. 卒業論文の概要PARTⅦ - 農大森林情報
    • モウソウチクを炭材とし、オイル缶窯、ドラム缶窯及び島根八名窯で製炭した炭質にどのような変化が生じるのか、製炭時間・製炭温度・収炭率・硬度・燃焼温度・燃焼時間から比較検討しました。
  3. 木質系建設廃材の処理と再資源化に関する研究 (岩手県工業技術センター研究報告 第8号(2001))
    【抜粋】
    • 〜この性質を利用し、電気抵抗を測定することによって炭の炭化度を測定する。これを精錬度という。精錬度測定には木炭精錬計を用いた。これは試料表面二点間の電気抵抗値を測定するもので、電気抵抗値の指数T(0〜9の十段階、100U/cmは精錬度0に相当)が精錬度となる。
  4. 炭化温度の異なる竹炭の物性と機能/残留塩素およびアンモニア,VOC除去能について
    • 鹿児島県林業試験場経営部
      【要旨】
      • 異なる温度で炭化した竹炭を用いて,竹炭の物性および機能に及ぼす炭化温度の影響を調べた。竹炭の精煉度,比表面積およびpH等の物性は,炭化温度により異なった。
      • 竹炭のpHは,炭化温度の上昇に伴い酸性からアルカリ性へと変化した。比表面積は800℃で炭化された竹炭で最も大きかった。
      • 竹炭のアンモニア除去能は,炭化温度200℃の竹炭で最も優れていた。
      • 残留塩素および揮発性有機化合物(VOC)については, 800℃で炭化された竹炭で最も除去能が高かった。
  • 炭化温度の異なる竹炭の物性と効能
     鹿児島県林業技術研究成果集【経営】No.8,2004. P.3〜4
    【結果】の抜粋
    • 収率: 温度の上昇に伴い収率が低下していることから(表1)、低温炭化の竹炭に含まれている炭素以外の不純物が、温度の上昇とともに減少していることが伺えます。
    • pH: 200℃で炭化した竹炭はpH5.14 と酸性を示し、温度の上昇とともにpH 値も大きくなり、600℃以上ではpH 値8 以上となりました(表1)。
    • 電気抵抗: 一般に良く焼けた木炭では電気を通しやすいことが知られています。200℃では電気抵抗が最大で、温度の上昇とともに電気抵抗は小さくなり、1000℃で最も小さくなりました。炭化温度1000℃の竹炭の数値は、備長炭にも匹敵します。
    • 比表面積: 竹炭をはじめ、木炭、活性炭などの炭化物は、吸着作用、調湿作用があることが知られており、これらの作用は木炭に無数の細孔があり表面積が大きいことが強く関与しているといわれています。200℃で炭化した竹炭は比表面積1.7m2/gとわずかですが、炭化温度の上昇とともに急激に増大し、800℃で最大となり724.8 m2/gにも達しました。
    • 表1.炭化温度と竹炭の物性






      炭化温度(℃)2004006008001000
      収率(w/w %)38.227.220.015.613.2
      pH5.147.238.248.499.05
      電気抵抗(Ω/cm)109109104101100
      比表面積( m2/g)1.73977.08367.7724.8289.8

  • 炭化物の製造方法 (J-tokkyo)
    • ‥‥ 炭化物の炭化の進行程度を知るために、得られた炭化物の電気抵抗値を測定した。プラスティック容器に試料を充填し、(株)三陽電機製作所製 木炭精錬計(FA56型)を用いて電気抵抗を測定した。